美容師のスキルアップになる資格はいくつもある

美容師がスキルアップしたいなら資格を取るという手段があります。
美容師は資格職ですからすでに美容師という資格を持っているわけですが、それだけでなく、新たに資格を取得することはスキルアップになるということです。
どうやってスキルアップすればいいのか悩んでいる美容師は資格取得を検討してみてください。
美容師としてスキルアップするのにおすすめの資格をまとめます。

 

 

 

美容師がスキルアップしたいならまずはこれらの資格から取得を目指す

美容師がスキルアップしたいと考えるなら、やはり、美容師関連の資格から攻めていくべきです。
具体的には、
・管理美容師
・福祉美容師
・ヘアケアマイスター
あたりです。

【管理美容師】
管理美容師はスキルアップを考えている人のみならず独立を考えている人も取っておいたほうがいい、否、取っておかなければならない資格です。
美容師が常時2人以上いる美容室では管理美容師の存在が不可欠となります。
3年以上の実務経験が必要ですが、言い換えれば、3年以上勤務している美容師としてスキルアップを視野に入れていてもおかしくありませんから、資格取得の第一歩として管理美容師を選んでもいいでしょう。

【福祉美容師】
現在進行形で需要があるのが福祉美容師です。
別名、訪問美容師。
介護美容師と呼ばれることもあります。
病院や介護施設、ご自宅へ訪問する形式の美容師です。
新型コロナウイルスの影響を受けて美容院へ行く回数を減らしている人はたくさんいますが、需要がなくなったわけではありません。
むしろ、福祉美容師(訪問美容師)の需要は増え続けています。
需要があるのですから資格を取得しておけば福祉美容師として働くことも今後の選択肢に入れることが可能となります。

【ヘアケアマイスター】
文字通り、ヘアケアに関する資格です。
お客様に対してヘアケアに関する資格を取得している美容師がヘアケアアドバイスすれば、よりいっそう信頼関係が築けるようになります。
どういうヘアケア効果があるのかといった知識を身につけることで店販に繋がりやすくなるという利点もあります。

 

 

 

美容師が一歩進んだスキルアップを目指すなら色に関する資格

美容業界やアパレル業界でここ数年とても需要が高まっているのが「色」に関する事柄です。
パーソナルカラーに関心を寄せる人が爆発的に増えています。
ゆえに、「色」に関する資格、具体的には、
・ヘアカラリスト
・パーソナルカラー関連
・色彩検定
このあたりを取得すると、周囲より一歩抜きん出たスキルアップになると言えます。

【ヘアカラリスト】
色は色でもヘアカラーの色に関する資格です。
ヘアカラーの知識が豊富になることで、お客様のヘアカラーのオーダーに応えやすくなる、お客様に似合うヘアカラーを提案できるという強みを持てるようになります。
コロナ禍ではカットのみのお客様が増えていますから、ヘアカラリストの資格を持っていることをアピールすればヘアカラーを提案しやすくなります。

【パーソナルカラー関連】
種類が複数あるため、「関連」としました。
パーソナルカラーに関心を寄せる人が増えているため、パーソナルカラーについての知識があればヘアカラーやメイクアップのカラー等のアドバイスが可能になります。
ただ、パーソナルカラー診断が可能になるほどの資格を取得するとなると、美容師の仕事のかたわらで努力を積み重ねなければなりません。

【色彩検定】
デザイナーなどのクリエイターが所持していることの多い資格です。
美容師とは関係ないように思えるかもしれませんが、色に関する知識を得てセンスを磨くのに適した資格です。

 

 

 

美容師と関係ないように思えても実はスキルアップできる資格

美容師の仕事と直接関連性があるわけではないものの、美容室で受けられる美容施術は需要があります。
ネイル関連や、まつげ関連がそうです。
具体的には、
・ネイル→ネイリスト
・まつげ→アイリスト
です。

【ネイリスト】
ネイル全般のプロがネイリストです。
今は100円ショップで買える道具でセルフネイルを楽しめる時代ではありますが、それでもネイルサロンはネイルサロンとして需要があります。
爪が美しいことでモチベーションがアップするという人が非常に多いからです。
新型コロナウイルスの影響を受けてお客さんが減ってしまった美容室の中には、スペースを区切ってネイルの施術を受けられる個室空間にすることでヒットしたというケースもあります。
甘皮の処理などのネイルケアができるだけでも「頼んでみようかな」という気持ちになりますので、美容師の仕事と二足の草鞋を履いてみてもいいのではないでしょうか。

【アイリスト】
まつエクやまつげパーマやの施術が可能になるのがアイリストです。
まつエクは昔からありますが、近年ですと、進化したまつげパーマが人気を博しています。
髪と同じパーマの薬剤を使うまつげパーマではなく化粧品にカテゴライズされている物を使ったパーマで、まつげが傷みにくいのが特徴です。
アッパーリフトカールやパリジェンヌと呼ばれています。
定期的に通っていただきやすいので、美容師として勤務しつつアイリストとしても勤務するというスタイルが可能です。

 

 

 

まとめ

どの資格を取得しても美容師としてのスキルアップになる

美容師としてスキルアップするのにおすすめの資格をまとめました。
結論を言うと、どの資格を取ったとしても、スキルアップになります。
何もしない人よりも何かをした人のほうが絶対にスキルアップするからです。

興味のある物事のほうが頑張れますから、美容師により近い資格から取得するも良し、ネイルやまつエクなど美容師術に関する資格を取得するも良し。
ヘアメイクに力を入れたいのであればメイクアップ系の資格も良いでしょう。

もっとも、メイクアップに関する資格は日本には存在していないため、化粧品検定や化粧品成分検定等の化粧品に関する資格を取得するか、メイクアップを学べるスクールに通うかになります。