美容師が技術習得するためにはカットスクールやセミナーが有効

美容師はどうやって技術習得すればいいのでしょうか?

美容師になった段階で、ある程度の技術習得は済んでいると言えます。
国家資格である美容師は国家試験に合格しなければ美容師免許が取得できませんが、その前に、受験資格を得るためには美容学校を卒業していなければなりません。
その美容学校で技術習得しているはずですよね。

しかしながら、美容学校で習得した技術だけで美容師として順風満帆にやっていかれるわけではありません。

美容師になる前も、なってからも、技術を磨き続ける必要があります。
だからといって、美容師として就職すれば拘束される時間が発生しますから、どうやって技術を磨けばいいのかという話になります。

そこで、美容師の技術習得方法、スキルアップ方法についてお話しします。

 

 

 

美容師の中でもアシスタントに技術習得というステップが必要な理由

美容師として就職してすぐにカットなどを担当することはできません。
非常に優秀な場合はカットを任されることもなくはないですが、美容室に就職してすぐということは流石にないです。

美容室に就職すると、まずは、アシスタントと呼ばれる見習い期間がスタートします。
この見習い期間中に、美容師の基礎的な技術習得を行うイメージです。

基礎的なことは美容学校で習っていると思うかもしれません。
が、しかし、美容学校では毎日毎日お客様を担当しませんよね?
美容学校で習うことはあくまでもカリキュラム、つまるところ、練習です。
対して、美容室で習うことはマネキンを相手にすることもあれど、お客様相手であればすべて本番です。

では、具体的にどんな技術習得を行うのか?
・シャンプー
・ドライ
・カラー
・パーマ
・ブロー
などが初期に習う技術です。
接客方法も技術と言えば技術かもしれませんが、施術のための技術とはまた少し異なるので置いておきます。

例えば、シャンプーひとつとっても、工程がたくさんあります。
お客様をシャンプー台に案内して、椅子を倒して、お客様の位置を確認して、フェイスガーゼをお客様の顔に乗せて、お湯の温度を確認しつつお客様にも熱くないかを聞いて、髪全体を濡らしてからシャンプーを始める。
この作業を、手順を間違えないようにしかもお客様を不快にさせないように、毎回毎回行わなければならないのですから、たかがシャンプーなどとは言えないはずです。
シャンプーが終わったあとにタオルで拭いて髪にタオルを巻く作業とて、簡単そうに見えても、一歩間違えたらクレームが来ます。

基礎ができていてこそ、応用ができる。
美容師として技術習得するためには、見習い期間中ことアシスタント時代にひたすら基礎を叩き込まなければなりません。

 

 

 

スタイリストになったあとも美容師として技術習得し続けなければならない

見習い期間であるアシスタントからスタイリストに昇格したら、技術習得期間は終了するのか?
いいえ、そんなことはありません。
アシスタント時代はひたすら基礎を学んだのですから、今度は応用を学ぶ番です。
アシスタント時代の終盤にはカットの応用という技術習得を行いますが、スタイリストになったからにはそこからさらに技術習得を発展させていきます。

そもそも、スタイリストは美容師のゴール地点ではありません。
スタイリストの中でも特に指名数・売上が多いトップスタイリストになれていないならそこを目標とするべきではないでしょうか。

トップスタイリストになりたいかはさておくとしても、指名の数を増やしたい、売上をアップしたいという気持ちがあるなら、技術習得しないことにはそれは叶いません。

お客様の目はとてもシビアです。
美容師に面と向かって「下手ですね」などとは言いませんが、「この人、下手だなあ」と思ったら、絶対にリピートはしてもらえません。

大前提として、美容室はとても数が多いです。
しかも、美容室を選ぶ権利はお客様のほうにあります。
星の数ほどならぬコンビニの数より多い美容室の中から自分が勤務している美容室に来てくださったとしても、お客様を惹きつけるほどの技術力や接客力やポジティブさがなかったら、お客様はすぐに違う美容室に移ってしまいます。

 

 

 

カットスクールやセミナーは美容師の技術習得を助ける

話を冒頭に戻します。
美容師はどうやって技術習得すればいいのでしょうか?

お客様を担当するようになると、日々の業務が技術習得の一環になります。
何事も積み重ねですから、日々の業務による技術習得ももちろん大切です。

ですが、それだけでは不十分です。
ですから、業務終了後に勉強会を開催するのがポピュラーでしたし、実技指導のあるセミナーに自主的に申し込む美容師もめずらしくありませんでした。

ところが、新型コロナウイルスが蔓延して、そうした勉強会は密になりやすいがゆえに開催が難しくなりました。
実技指導のあるセミナーの開催も減っています。

コロナ禍の今、美容師が技術習得することは難しい……?

容易ではないかもしれなくとも、不可能でもありません。
というのも、コロナ禍の今も、オンラインセミナーは開催されています。
カットスクール(カットアカデミー)に通うという手もあります。
美容師が技術習得する手段がまったくないわけではないのです。

 

 

 

まとめ

美容師は技術習得し続けることでお客様の希望に応えやすくなる

美容師は技術習得し続けなければなりません。
し続けなくとも、技術を現状維持するだけでも、やっていかれるように思えます。
実際には、技術は磨き続けなければ錆びつきます。

トレンドの髪型や髪色といった知識のアップデートが必要なように、技術もアップデートし続ける。
そうすることで、お客様の希望に応えやすくなります。
お客様の希望に応えられる美容師になれば、おのずと、お客様からの指名が増え、売上も増えていきます。