美容師がキャリアアップするには目標を掲げ到達するのが遠回りのようで近道

美容師のキャリアアップとは?
具体的にはどういう状態になれば美容師のキャリアアップだと言えるのでしょうか?
キャリアアップを漠然と目指すのではなくしっかりと目標を立てた上で目指せるように、美容師のキャリアアップについて解説します。

 

 

 

美容師のキャリアアップと言えばまずスタイリストだがそこがゴールではない

美容師のキャリアアップと言えば、まず第一に、アシスタントからスタイリストを目指すこと。
これに尽きます。
アシスタントは美容師とはいえ見習いですから、見習い期間を脱して一人前の美容師にならないことには、その先に進めません。

しかし、アシスタントを卒業してスタイリストになったらそこが美容師のゴールなのかというと、違います。

スタイリストになれた時点では見習いを卒業できただけに過ぎません。
一人前の美容師になれたとはいっても、一人前の“新米美容師”なのですから、ゴールのはずがないのです。

美容師は美容師でもスタイリストになれたら、その次のキャリアアップはトップスタイリストです。

アシスタントからスタイリストになるまで、最低でも1年、大抵は2~3年、長ければ5~6年かかると言われています。
じゃあ、スタイリストからトップスタイリストを目指すと何年かかるのか?
わかりません。
個人差があるからです。
個人差は、言い換えれば、努力の差です。

美容室によっては、アシスタントの次はアシスタントリーダーといってアシスタントをまとめる役職になることもあります。
また、トップスタイリストの前にジュニアスタイリストと呼ばれる役職になることもあります。
なんにせよ、アシスタントの次はスタイリストで、スタイリストがゴールではないということに変わりはありません。

 

 

 

美容師がキャリアアップするなら「何を目指すか」が大切

美容師のキャリアアップにおいて、アシスタントからスタイリストになれてもそこがゴールではなく、スタイリストのトップことトップスタイリストを目指すことになります。
では、トップスタイリストを目指して実際にトップスタイリストになったら今度こそゴールなのでしょうか?

スタイリストという肩書きの中であれば、トップです。
ですが、他にも役職はあります。

チーフやディレクターと呼ばれる管理職があります。
美容室によって呼び名が異なりますが、チーフは副店長、ディレクターは店長クラスでしょうか。
チーフとマネージャーと副店長と店長とがそれぞれいるといった風にもっと細かく役職を分けている美容室もあります。

そういった上の役職を目指すこともまた、美容師のキャリアアップです。
しかしながら、美容師としてキャリアアップを考えているのであれば、「何を目指すか」が大切です。

トップスタイリストとして上位の売上をキープし続けたいのか?
店長クラスになって店を任されるようになりたいのか?
独立して自分の店を構えるようになりたいのか?

ただただ漠然と上を目指して気づいたら上のほうにいた。
それは美容師としてキャリアアップしたというよりも、流されるまま流された感があります。
そうではなく、何になりたいのか何を目指すのか目標を掲げ、その目標を達成する。
それこそが、美容師のキャリアアップです。

 

 

 

美容師免許を活かした他の職種に就くことはキャリアアップではなくチェンジ

美容師の資格を活かして他の業種に就くというルートもなくはないです。
もっとも、それはキャリアアップではなくキャリアチェンジと言います。
他の資格を持つことは美容師としてのスキルアップに繋がるものの、そちらをメインにするならキャリアチェンジなんですね。
美容師としてキャリアアップしたいなら、キャリアチェンジではなくキャリアアップルートを進むべきです。

「このまま美容師でいてもいいのかな……」と悩むことは誰しもあります。
悩んだ末にキャリアチェンジすることは間違いではありません。
けれども、軽い気持ちでのキャリアチェンジはおすすめできかねます。

美容師という業種は見習い期間があり、見習いを卒業してもそこがゴールではなく、かといって、明確なゴールがあるわけではなく。
強いて言えば、独立がひとつのゴールでしょうか。
でも、誰もが独立するわけではなく、独立したら独立したで自分の美容室を切り盛りしていくという新たなスタートを切るのですから、独立イコール美容師全員のゴールではないです。
明確なゴールがないと、どこを目指せばいいのかわからなくなりそうですよね。
だから美容師には目標や目的やビジョンが欠かせません。

目標・目的・ビジョンを持ったけれど美容師としてキャリアアップする方法がわからない……。
そういう時にも頼れるのがセミナーです。
ビジョンの持ち方や、例えば独立というビジョンを持った際にどうすればいいのかを学ぶことができます。

 

 

 

まとめ

美容師がキャリアアップするなら目標を掲げ、そして、どうやって達成するか

美容師がキャリアアップしたいなら漠然と上を目指すのではなくきちんと目標を掲げ、その目標を目指して努力し、そうして目標を達成する。
それこそが、キャリアアップになるわけですが、目標を掲げるまでは比較的容易でも、それを達成することは容易ではありません。

努力しなければならないのはわかる、でも、何をどう努力すればいいのかわからない。
そういう時は、
セミナーに参加する
スクールに通う
・先輩や店長等の尊敬できる人の話を聞く
などで何をどう努力すればいいのかが明確になることがあります。

美容師向けセミナーは実技指導のみならず座学のようなものもありますし、スクールに通って技術や知識を身につけることで道が開けることもあります。
美容師としてキャリアアップしたいなら、セミナーでもスクールでも利用できる物事はどんどん利用してください。