美容室独立する前もした後も集客はし続けなければならない

美容室独立前から集客はし始めなければなりませんし、独立後も集客はし続けなければなりません。
そんなに集客が必要なのかと聞かれたら必要ですと即答します。
美容室独立前から集客し始めなければならない理由と、独立後も集客し続ける理由をはっきりさせると共に、どうすれば集客できるのかをまとめます。

 

 

 

独立前から集客しなければならないのは店の顧客=自分のお客様ではないから

独立を考えるようになったきっかけは何でしょうか?
指名が増えたりリピーターが増えたりと自分目当てのお客様が増えたと感じたからではないでしょうか?
「独立してもやっていける」という自信がついた時に「独立しよう」と思う人は多いはずです。

ですが、その『自分目当てのお客様』は“自分のお客様”のようで実は“店のお客様”です。
ですから、独立後にもそのお客様がたに来ていただけると勘違いしてしまうと、美容室独立は失敗します。

まず、そのお客様は、独立後の美容室を選ばない可能性があります。
お客様にとって通いやすい立地ではない、気に入る内装ではない、単価が上がったなど理由は色々考えられます。

選んでもらえる可能性もあります。
ありますがしかし、そもそも、顧客情報はお店の物ですから持ち出せません。
メールアドレスや住所などを勝手に使うこともできません。
それをやってしまうと、お店側ともお客様ともトラブルになります。
できるのは、お客様に直接「独立するんです」とお声がけすることや、名刺なりチラシなりを渡すことくらいです。

ただし、それすらできない場合もあります。
美容室側が独立を歓迎していて、独立の告知等を許可してくれているならできます。
しかし、独立を快く思われていない場合、集客に繋がるようなことは一切NGとなります。

お客様に顔や名前を覚えてもらっているのであれば、ブログ・ホームページ・SNSなどを使った集客時にお客様の目に留まってそれが来店に繋がることもあります。

とにかく、独立前から集客を!
独立を告知することが可能なら、名刺やチラシを。
名前だけの名刺は無意味なので、最低でも新しく開店する美容室の名前・住所・ブログ他のURL・SNSなど、少しでもお客様が来店しやすくなるような情報を記載してください。
独立を告知することが不可能なら、ブログなりSNSなりポスティングなり、1から集客していくことになります。

 

 

 

美容室独立後も集客し続けなければならないのは新規のお客様を獲得するため

美容室独立前から集客していたら、さあ独立しました開店しました集客終了ですとなるのかといったら、そうはなりません。
独立後も集客は続きます。
順調にお客様がいらっしゃっているとしても集客し続けなければなりません。

なぜか?
どんなにご愛顧いただけるとしても、毎日来店したいただけるわけではないからです。

自分1人だけが美容師というスタイルの1人美容室であれば、1日に担当できるお客様の最大数は5~6人といったところ。
仮に、5人のお客様を担当するとして、そのお客様がたの次の来店は早くても次の月ではないでしょうか。
2か月後、3か月後というお客様もいらっしゃいます。
毎日毎日リピーターで予約が埋まるなら話は別ですが、新規のお客様を獲得しない限り、来店者数が落ちます。
当然、売上も落ちます。

新規のお客様を獲得すること。
獲得した新規のお客様に2度目の来店をしてもらうこと。
3度目、4度目と来店していただいてリピーターになってもらうこと。
リピーターになっていただけたなら利用頻度を上げてもらうこと。
これらは美容室独立以降ずっと考え続けなければならない集客のテーマです。

 

 

 

美容室独立後の集客は具体的にはオンもオフも対策する

美容室独立後の集客について具体例を挙げていきます。

集客と言えば、美容室もお客様も利用者が多いのが美容室掲載サイトです。
利用するお客様が多いイコール目に留まりやすくなります。
クーポンを発行しやすく、WEB予約システムを別に設ける必要もありません。
どうすればもっと集客できるのかといった相談にも乗ってもらえます。
難点は、言うまでもなく、無料ではないこと。
より目に留まりやすくなるプランは高額になります。

ブログもしくはホームページ、できれば両方は作っておいたほうがいいです。
SNSを利用すればいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、SNSとブログ・ホームページではメリットが異なります。
検索エンジンを使用して検索すると、ブログやホームページがあったほうが検索にヒットしやすくなります。
加えて、ブログは情報が蓄積していき、情報が流れにくいという強みを持っています。

ブログ・ホームページに対して、SNSは現在進行形の上方や最新の情報を提供しやすいのが利点です。
あとは、インスタグラムのように写真で人目につきやすくすることも可能です。

とはいえ、集客はオンのみでは不十分です。
オフのほうが目につきやすい人もいるからです。

特に、コロナ禍の現在、都心の美容室に出るのではなく地元の美容室を利用しようというお客様が増えています。
そういうお客様に来ていただくには、ポスティングが有効です。
地域のフリーペーパーなどに広告を掲載するのも良いでしょう。

 

 

 

まとめ

美容室独立前も後も集客は簡単ではないがだからこそ継続していく

美容室独立前から独立後まで集客は続きます。
いえ、独立したらそこで集客終了ではなく、集客は美容室経営が続く限り続く課題です。

独立前にどんなに顧客を抱えていたとしてもそれはあくまでも店の顧客で自分の顧客ではなく、独立後は新規のお客様を常に獲得していかなければなりません。

大前提として、集客は簡単なことではありません。
100枚のチラシをポスティングして、その何割が来店に繋がるのか。
100人の来店があったとして、その何割がリピーターになるのか。
確かなのは、100/100になる確率は低いこと。

独立前の集客が不十分だと開店直後の客足に響きますし、独立後に集客をおろそかにしてしまうと赤字が続くことが懸念されます。
独立前後は目の回るような忙しさですが、だからといって集客に関して後手後手にならないようにしてください。