美容室の売上をアップしたい!
そう思わない経営者はいないはずです。
美容室に限らず、ビジネスにおいて売上アップは常に目の前にある課題と言っても過言ではありません。
その課題を簡単にクリアできる美容室もあれば、そうではない美容室もあります。
ましてや、新型コロナウイルスという脅威の出現で、売上アップは切実かつ難題となっています。
どうすれば美容室の売上アップが叶うのか?
売上アップのカギと言われているみっつの要点を解説します。
リピーターを作ることが美容室の売上アップに繋がる
美容室の売上アップに繋がるひとつめのカギは『リピーター』です。
初めて訪れてくれたお客様、いわゆる新規顧客はありがたい一方で、その一度しか来店がなかったら売上もその時限りとなります。
新規のお客様が100人来てくださったとしても、それっきりになってしまったら、それ以上の売上が見込めないということ。
それでは売上はアップしません。
逆に、新規のお客様がもっと少なかったとしても、リピーターになっていただけたならその美容室は売上アップが見込めます。
例えば、新規のお客様が50人だったとしても、その50人すべてにリピーターになっていただけたなら?
新規顧客50人全員2回目の来店があったなら、100人分の売上に。
新規顧客50人全員3回目の来店があったなら、150人分の売上に。
施術内容や来店頻度によって厳密な売上は変わりますがしかし、リピーターが増えれば増えるほど美容室は売上アップするのは間違いありません。
いかにリピートしてもらうかが重要です。
単価を下げ過ぎても上げ過ぎても売上アップに繋がらない
美容室の売上アップに繋がるふたつめのカギは『単価』です。
このカギは、いかにリピートしてもらうかという課題に直結しているカギでもあります。
単価が高過ぎると、リピートしてもらえない可能性が生じます。
ところが、単価が低過ぎると、美容室の売上に影響が生じます。
リピートしてもらえなくても美容室の売上は上がりませんし、かといって、リピートしてもらえたとしても単価が低いと美容室の売上アップにはなりません。
あちらを立てればこちらが立たず、ですね。
安さで勝負するのは得策ではありません。
近隣の美容室が値下げをしたら自分の美容室も値下げをといった風に値下げ合戦になってしまうからです。
ましてや、値下げしたのにリピーターがつかなかったら大打撃を受けます。
しかしながら、既述の通り、高過ぎるとリピーターを獲得できません。
ただしこれは、美容室の店舗を構えている立地にも左右されます。
例えば、小さい子供を抱えているママさんが多い住宅地で、いわゆる1,000円カットほど安くはないけれどママさんが通いやすいお手頃価格の美容室があったら、ママさん達は顧客になる可能性が高くなります。
託児サービスのような魅力的なサービスがあれば、リピーターにもなりえます。
単価は下げ過ぎず上げ過ぎず、それでいて、技術の安売りにならない価格帯が理想的だと言えるでしょう。
利用頻度を上げる地道な工夫も売上アップに繋がる
美容室の売上アップに繋がるみっつめのカギは『利用頻度』です。
利用頻度はリピーターと密接に関わっている課題です。
Aさんは半年に1度いらっしゃるお客様。
Bさんは3か月に1度いらっしゃるお客様。
どちらもリピーターであり、どちらも大切なお客様です。
利用頻度にかかわらずリピーターは大切なお客様なので、利用頻度の低いお客様のほうをないがしろするのはNGです。
初めて来店してくださったお客様であれば、もう1度来店してもらえるように。
リピーターであれば、利用頻度を上げてもらえるように。
そういう地道な努力も美容室の売上アップに欠かせません。
来店後に感謝の旨を伝えるメールを送っている美容室は多いです。
DMの類はあなどれません。
あとは、予約を取りやすくすることも利用頻度を上げる秘訣です。
直通電話、LINE、アプリ、web予約、クーポンサイトなど予約が取りにくいよりも取りやすい状態を作ります。
シャンプーのような消耗品を愛用していただくことも足を運んでもらう理由になります。
「シャンプーが切れそうだからついでに美容室の予約を取ろう」となるからです。
まとめ
新規顧客獲得も重要だが獲得した顧客をいかに逃がさないかが大切
美容室の売上アップを狙うには、そして売上を維持していくためには、新規顧客を獲得し続けなければなりません。
獲得した顧客の100パーセントがリピーターになる保証がないゆえに、新規顧客を獲得する必要性はどうしてもあります。
けれど、重要なのは、獲得した顧客をいかに逃がさないかという点です。
それすなわち、リピーターになってもらうこと!
まずリピーターになってもらうこと、その次に、利用頻度を上げてもらうこと。
あとは、低過ぎず高過ぎず適切な単価。
リピーター・単価・利用頻度、このみっつこそが美容室の売上アップのカギです。