ヘアサロン経営者の悩みは尽きないと言われています。
では、具体的に、何をどう悩んでいるのか?
“ヘアサロン経営者悩みあるある”をまとめますので、その悩みから脱するための足掛かりにしてください。
ヘアサロン経営者をもっとも悩ませているのは「お金に関する悩み」
ヘアサロン経営者をもっとも悩ませているのはどんな悩みなのか?
これは論じるまでもないかもしれません。
そう、お金に関する悩みです。
ヘアサロン経営者は、
・売上が思うように伸びない
・宣伝費が高い
・固定費がなかなか削れない
といった悩みを抱えています。
お金に関する悩みを抱えているヘアサロン経営者は非常に多いということです。
売上が思うように伸びないのは、今がコロナ禍ということも関係なくはないですが、リピーターの数や来店頻度が伸びていないからです。
リピーターを増やすこと、そしてそのリピーターにもっと頻繁に来店してもらうことが当面の目標となります。
宣伝費が高いというのは、十中八九、ヘアサロン掲載サイトの掲載費用が高いという意味ですね。
確かに、ヘアサロン掲載サイトにはプランがいくつかあり、表示されやすくするためには高いプランを選ばなければならないため、宣伝費が高くつきます。
これについては、SNSを活用して来店率を上げられれば高いプランにしなくても良くなります。
もちろん、そのためには、TwitterやインスタグラムといったSNSを上手く使って宣伝しなければなりません。
固定費がなかなか削れないのはヘアサロンならではの悩みです。
何せ、光熱費も家賃も、薬剤などの消耗品代も削れません。
毎月何種類の雑誌を購入するのではなくタブレットを購入するかリースを申し込んで電子書籍の読み放題サービスに加入するなど、少しでも固定費を下げる工夫をしましょう。
ただし、薬剤のランクを落とすというような極端な経費削減は客足を遠ざけかねませんから、ケチケチし過ぎないことも重要です。
ヘアサロン経営者はスタッフの離職に悩みがち
ヘアサロン経営者はスタッフのことでも頭を悩ませがちです。
なぜなら、スタッフを育てるという教育にはお金も時間もかかり、にもかかわらず、お金や時間をかけて育てたスタッフが辞めてしまうことはめずらしくないからです。
「星の数ほどある」というのは大袈裟かもしれなくとも、コンビニの数よりも多いのは間違いないヘアサロンの数。
美容師も相当な数がいるに違いない、と思いきや、美容師はさほど余ってはいません。
相当な数の美容師がいるにはいるのですが、休眠美容師といって今現在は就労していない美容師が何十万といて、現役の美容師の数はその1/3程度。
ヘアサロンの数が余っているイコール美容師も余っているわけではないのです。
どうせ教育にお金も時間もかかるのであれば、教育を外注するほうが楽なこともあります。
教育という大変なことを外注、すなわち、外部委託するのです。
教育を外注すると、労力を損ねることなくスタッフを育成できますし、教育する側とされる側とで無駄な軋轢を生むこともなくなり、無駄な軋轢が離職に繋がることを防げます。
自分で育てるにしろ、教育を外部委託するにしろ、スタッフの離職率を下げるには、スタッフの声に耳を傾けることが一番です。
労働環境の何に不満を持っているのかを把握して改善しない限り、辞めるスタッフが後を絶ちません。
ヘアサロン経営者は集客の悩みを常に抱えていると言っても過言ではない
ヘアサロン経営者が「お金に関する悩み」を解決できたとしてもずっとついてまわるのが「集客に関する悩み」です。
リピーターがつかない、あるいは、つきにくい。
リピーターが増えないと、お金に関する悩みを解決できていたとしてもまた悩むことになりかねません。
もっと言うと、ヘアサロン経営者が上手いこと集客できずにいると、スタッフの離職に繋がります。
トップスタイリストと呼ばれるような個人売上がトップクラスの美容師が離職しようものなら、お金に関する悩み・離職に関する悩み・集客に関する悩みがいっぺんにやってきます。
どうしたらリピーターが増えるのか?
思いつく策をすべて試すしかありません。
立地が良いに越したことはないものの、立地が良ければリピーターが増えるとは限りません。
コロナ禍で都心にあるヘアサロンに通う人が減ったと言われていますから、都心部に店を構えていれば大丈夫などとは言えない世の中になっています。
新規のお客様も大切なお客様なので新規のお客様がお得になるようなクーポンを発行することは大切です、
ですが、リピーターになるメリットがなければ、リピーターがお得になるようなサービスがなければ、お客様は離れてしまいます。
コスメカウンター(いわゆるデパコスの店舗)には、リピーターを獲得するためのサービスがあります。
初回購入時にメンバーズカードを発行する際、次回来店時の特典も一緒に案内します。
一定期間以内に再購入してくださったお客様にはサンプルサイズのコスメをプレゼントするという特典内容です。
この手のサービスを導入していないブランドもありますが、昔から行われているリピーター獲得手法です。
ヘアサロンでもスタンプカードは昔からある集客方法ですね。
昔からの集客方法もあなどれないということです。
あとは、現代の集客方法ことSNSも、上手く使えないなどとは言っていられません。
上手く使えないなら上手く使えるようになるように、セミナーなどで知識をつけましょう。
まとめ
ヘアサロン経営者の悩みは尽きないが乗り越えられないハードルではない
ヘアサロン経営者の悩みは主に、お金のこととスタッフの離職率の高さと集客の難しさ。
細かな悩みを挙げていったらもっとたくさんのことに悩んでいます。
しかしながら、どんな悩みもヘアサロン経営者であれば誰もが一度は悩んだことがある悩みだと言えます。
自分だけが直面しているわけではなく、みんな、どうにかこうにかしているということ。
つまるところ、乗り越えられないハードルではないということです。
そうはいっても、悩みが解決できない!
そんな時には、解決への一歩になるかもしれないセミナーに参加するという道もあります。